the Global Sessions

オセアニア滞在&旅行記です。

A gentleman will walk but never run

タイトルを訳すと「紳士たるもの歩きはしても決して走ったりしないんだ。」となる。

「ゴルフは紳士のスポーツである。」と言う。ならばゴルフ場でも紳士は走るべきではないと僕は思う。

ホールアウトすると、後続のグループを気にしてか、グリーンからカートまで小走りに走っていくゴルファーをよく見かけるが、あれほど醜いものはない。おそらく日本人の多くがそんなの当然だよと思っているかもしれない。しかしあれは絶対に間違っている。もちろんグリーン周りでスコアをつけながらとろとろ歩くような行為は良くない。しかしだからと言って走る必要はないのだ。正直な話、あれは後続に対して、わたしたちは急いでプレイしてますよ、というパフォーマンスに過ぎないと思う。そしてそれが常態化してしまい、誰も疑問を持たずに現在に至っているのだろう。

「スロープレイは良くないから急ぎましょう。」というのは、実はゴルフコースを経営する側が一方的に押しつけたマナーである。つまり、ゴルファーのために作られたマナーではない。もしスロープレイを防止したいのであれば先ずゴルファーの数を制限することである。どのゴルフ場もゴルファーのことよりも利益を優先し、ぎりぎりまで詰め込む傾向にある。例えば50組が限界だとしたらその限界まで詰め込むコースが多いのだ。だからスロープレイが生じ、各ホールごとに待たなければならないような事態となる。つまり、スロープレイ防止というのは、本来ゴルフ場の責任であり、ゴルファーのせいではない。否、スロープレイにならないラウンドの仕方をしらないゴルファーが多いのもその一因である。何が言いたいのかというと、スロープレイ防止のための努力をもっとゴルフコース側がするべきということ。例えば、チッピングショットを打ちウェッジをバッグに戻す暇のないままグリーンでパットをするような場合、そのウェッジは必ず次のホールへ向かう途上に置き、決してフェアウェイ側に置いてはいけないというマナーを教える努力をするべきだ。そんな基本的なマナーすら知らないゴルファーたちがスロープレイを防止するべく走る。こんなことでは「ゴルフは紳士のスポーツである。」などと言うことはできないのだ。日本人はもっともっとそのことを意識しラウンドすべきだと思う。

※タイトルはStingの"Englishman in New York"から。

絶対に走りません。オーストラリアでラウンドしていた時、たまに日本人観光客がゴルフをしにくるのですが、彼らは必ず走っていました。ホールアウトするとすぐさま走るので、あああれは日本人のグループだな、と遠くからでもすぐわかったものです。いや、本当に日本人はすぐ走るんですよ。一方、オージーは悠然としています。いや、めちゃくちゃ後ろに迷惑かけたくせに、悠然と歩かれるとちょっと腹立ちましたけど・・・。

とまれ、コース場で走るのは良くないです。