石川遼のツアーデビュー戦は悪天候にも関わらず首位をキープするなど大健闘であった。
というのが、一般的な見方かもしれない。
しかし僕が思ったのは少し違う。石川遼は確かに素晴らしかった。4日間であれだけのゴルフができるなら日本ではいつトップにたっても不思議ではない。一方、他の日本人プロゴルファーの情けなさといったらなかった。余りにもレベルの低いゴルファーしかいないこと、そう思えて仕方のないツアーであったと思う。意地でもプロの洗礼を石川遼に浴びせなければならない立場のゴルファー達が、石川に全く太刀打ちできなかったのだ。もちろんツアーは四日間で勝負が決まる。優勝した宮本選手は見事だ。しかし、石川遼を圧倒したかと問われたら答えは明白である。
日本のプロゴルファーは結局井の中の蛙でしかなく、石川のツアー初制覇は時間の問題だろう。石川には、プロとしての意地すらない日本のゴルフ界にとどまるより、早い内に世界に出て行って欲しいとただただ願うばかりである。