the Global Sessions

オセアニア滞在&旅行記です。

旅行計画。 → Day 1 パース出発~旅のはじまり~

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三ヶ月も同じところに留まっていると無性に環境を変化させてみたくなる。常駐的旅行者として僕はここに存在している以上、三ヶ月に一度くらいはどこか違う場所へ行ってみたくなるのは仕方のないことなのだ、と自分を説得する。

 

これまでは車で行けるような近場に行って安穏としていたが今回はかなり遠いところへいくことにした。航空券の予約をしホテルを確保し旅に出る。もう以前のように行き当たりばったりの旅には対応できない、というより単に行き当たりばったりの旅が嫌な、自分がいる。

 

明日をも知れぬ旅なんて今の疲弊した僕には耐えられそうもない。

 

 

 VirginBlueのチェックイン

ヴァージンエアにてシドニーまでひとっとび。VirginBlueのチェックインは簡単な機械操作だけで終了。10分もかからなかった。

 

16時05分発。座席は三列あるシートの窓側。でも真ん中の席は誰も座らず空いていたのでかなり楽だ。離陸準備に入ったので僕は「ダンス・ダンス・ダンス」を読み始める。が、睡魔に襲われ、うとうとする。意識は頭の上辺りを漂っているのだけど何となく寝ているという状態。まあ、疲れの取れない眠りであった。

 

「ダンス・ダンス・ダンス」上巻を読み終え、シートを倒し寝ようとするも眠れない。シートベルトを締めてください、と言われたのでそろそろ到着かと思いきや、それから一時間以上経っても着陸する様子がなかった。結局DSテトリスで遊びつつ時を過ごす。

 

シドニー到着

 

シドニーとパースの時差は二時間ある。シドニー到着は夜の10時過ぎなのでパースはまだ夜8時だ。その二時間はどこへ行ってしまったのだろう。何となく時間を失ってしまった感覚に陥る。

 

空港に降り立ち先ず感じたのは寒いということだった。パースより一段と寒い。こんなはずじゃなかったのに・・・。パースより暖かいと思って薄手の洋服しか持ってこなかったし。

 

バッグをピックアップしホテルへ行く方法を探す。シドニーパスを買おうとするもどこも開いていないし売ってる場所も見つからない。仕方が無いので、シャトル停車場へ歩いて行く。考えてみたらシドニー国内空港の利用は初めてであった。何とかバス停を見つけると、そこにはホテルの送迎シャトルが並んでいた。もうシャトルないかも、と一台のシャトルを通り過ぎようとすると、そのシャトルの運転手が声をかけてきた。どうやらシティへ行くシャトルらしいのでそれに乗って行くことにする。12ドル。安い。ホテルまで送ってもらう。運転手はYホテルがどこにあるかわからないようだったのでちょっと心配だったけど、予想に反してホテルはすぐに見つかり二番目に降ろしてもらった。空港からはほぼまっすぐであっという間に着いた。ただ周りは暗く、何か食べるところやコンビニなんかもなさそうな場所で嫌な予感を覚える。

 

ホテルはYWCA系列だ。24時間対応のためかスタッフが二人も常駐していていきなりとても愛想の良い対応をされて驚く。

 

 

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部屋に入る。狭い。ただ寝るためだけの部屋である。やはりシドニーは都会なんだということを思い知らされた。パースなら中心部でもこの倍以上の広さの部屋に泊まることができる。そのうちカプセルホテルがお目見えするかも、否、シドニーでカプセルホテルビジネスを始めたら案外いけるんじゃないの?とすら思う。

 

チェックインを済ませ一度外に出て何か買いに出かけようと思ったが、周りは人気もなくちょっと怖い雰囲気だったのですぐさま止めて帰る。すると食堂にいた先ほどのスタッフに「Mr.○○、お腹が空いてらっしゃるのでしたらわたくしどもが何かご用意致しますが」と言われとても恐縮する。嬉しい申し出だったけれど、食欲が余りわいてこなかったので丁重に断り部屋に戻ってチョコレートを齧って睡眠。

 

深夜すごくうるさい。なんだこのうるささは・・・。

 

結局ほぼ一睡もできずに朝を迎える。最近新しい場所に泊まると必ず一泊目は良く寝られない。繊細になり過ぎているように思う。やわになっている。昔はこうじゃなかった。ドミトリーでだって常に寝付きが良いとは言えないけどちゃんと寝られた。バンクベッドでだって寝られたのだ。年を取ったんだ。知らないうちにやわになってしまったのだと思う。