the Global Sessions

オセアニア滞在&旅行記です。

吉野家 in Sydney


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吉野家 in Sydneyの牛丼は日本のジャンクフード以下でしかない吉野家の牛丼よりもまともだった。


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先ず丼を見て驚く。大きくカットされた牛肉。牛肉9:玉ねぎ1の割合で盛られた牛丼は、理想の牛丼と言っても良い。ご飯もちゃんと炊けていて美味い。実は吉野家を初めて美味しいと感じた。日本を長く離れ日本食に飢えていることを差し引いても、吉野家 in Sydneyの牛丼は日本の無数にあるフランチャイズ店の不味い牛丼とは比べ物にならないほど美味かった。

 

もう日本ではちゃんとした牛丼は作れないのかもしれない。余りにも増え過ぎてしまったフランチャイズチェーン店の多くは、「うまい・やすい・はやい」の理念からはかけ離れ、不味くても大量の牛丼を作りさばくことだけに心血を注いでいるところが多いように感じたことを覚えている。もちろんそれ以来吉野家には行ったことすらない。失望を感じながらただ安いだけの牛丼を食べる意味なんてないからだ。

 

そんなアンチ吉野家の僕が、ここシドニーにある吉野家で、不味いと思っていた吉野家の牛丼を久しぶりに食べて美味しいと感じた。なんと皮肉なことだろう。


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熾烈を極めた価格競争、狂牛病の影響が日本の吉野家の質を落としてしまった原因であることは間違いない。そういう影響をほとんど受けない吉野家 in Sydneyでは、かつての吉野家が出していた「うまい・やすい・はやい」牛丼を提供できるのかもしれない。